外壁タイルの浮き方の種類や予防法、浮き方ごとの補修方法は?

マンションやビルの美観や耐久性を向上させる目的で使われている外壁タイルが多くの建物で利用されていると思います。

しかし外壁タイルも経年劣化や施工不良、環境要因によってタイルが浮き上がり、放置することで落下事故に繋がるリスクも。

外壁タイルの浮き方の種類や種類ごとの補修方法、浮きを予防する対策や予防法などについてこの記事で説明していきます。

この記事を読むとわかること
  • 外壁タイルの浮きとはどのような状態になることなのかについて。
  • 外壁タイルの浮き方の種類ごとの特徴や原因、発生するリスクには何があるのかについて。
  • 外壁タイルの浮きを防ぐ方法や対策はどのようにすればよいのかについて。
  • 外壁タイルの浮き方の種類ごとの補修方法はどうすればよいのかについて。
  • 外壁タイルの浮き方の種類ごとの工事費用の目安はいくらになるのかについて。
  • 外壁タイルの浮き方の種類や予防法、浮き方ごとの補修方法に関するよくある質問まとめ。

賃貸マンションでも外壁タイルの浮き方の種類によって剥離して落下リスクが高まることがあるので、発見時には早めの対策が必要になります。

定期的な点検と適切な補修を行うことで建物の安全性を維持して、長期的なメンテナンス費用の削減を目指しませんか。

賃貸マンションやビルなどの外壁タイルの浮きに関する情報が気になっている人はこの記事を参考にしてください。

目次

外壁タイルの浮きとはどのような状態になることなのか?

外壁タイルの浮きとは、タイルと下地の間に隙間ができいぇ接着力が低下している状態のこと。

見た目では異常がわかりにくいこともあり、打診検査などで確認されることが多い傾向があります。

タイルの浮きが進行すると、最終的に剥落して人的被害や物的被害を引き起こす可能性があるため定期的な点検と早期の補修が重要です。

最近は国土交通省がドローンによる赤外線カメラを使った外壁診断を認めていることもあり、以前よりも簡単に検査ができるようになりました。

外壁タイルの浮きは定期検査を行うことで状況の確認ができますので、どのような浮き方があるのかも含めて、その詳細情報について確認しておいてください。

外壁タイルの浮き方の種類ごとの特徴や原因、発生するリスクには何があるのか?

外壁タイルの浮きには、発生原因や症状に応じて様々な種類があります。

浮き方ごとにどのような特徴や発生するリスクがあるのかということについてしっかり理解しておくことが必要です。

外壁タイルの浮き方の種類は、

外壁タイルの浮き方
  • 全体浮き
  • 部分浮き
  • 角部浮き
  • ひび割れを伴う浮き
  • モルタル層ごと浮き
  • 湿気による浮き

上記のように分類することができますので、それぞれの原因も含めて詳しく紹介していきます。

外壁タイルの浮きを放置するリスクもしっかり理解して、想定外のトラブルに発展しないように注意してください。

全体浮き│外壁タイルの浮き方の種類

外壁タイルの全体浮きの特徴は?

  • タイルと下地モルタルの間で広範囲に接着不良が発生している。
  • 外壁の大部分にわたって浮きが確認されることが多い。
  • 打診検査で広範囲に鈍い音が響く状態になる。

外壁タイルの全体浮きの原因は?

  • 施工不良(下地の清掃不足や接着不良)。
  • 凍害(寒冷地での凍結・膨張による剥離)。
  • 長期間の経年劣化による接着力の低下。

外壁タイルの全体浮きによるリスクは?

  • タイル全体が浮いており、一部が剥落すると連鎖的に大規模な剥落事故が発生する危険がある。
  • 早急な補修が必要なケースが多い。

部分浮き│外壁タイルの浮き方の種類

外壁タイルの部分浮きの特徴は?

  • タイルの一部が浮いているが、周囲のタイルはしっかり接着されている。
  • 見た目ではわかりにくいが、打診検査で発見されることが多い。

外壁タイルの部分浮きの原因は?

  • 施工時の接着不良(接着モルタルが均等に塗布されていない)。
  • 下地の劣化による局所的な剥離が起こる。

外壁タイルの部分浮きによるリスクは?

  • すぐに落下する可能性は低いが、部分的に剥落すると周囲のタイルにも影響を与えている。
  • 定期的な点検と局所的な補修が必要になる。

角部浮き│外壁タイルの浮き方の種類

外壁タイルの角部浮きの特徴は?

  • 建物の角や開口部(窓・出入口など)の周辺部分でタイルの浮きが発生する。
  • 風雨の影響を受けやすく、ひび割れが生じやすくなっている。

外壁タイルの角部浮きの原因は?

  • 建物の動きによるひび割れ(地震や振動による変形)。
  • 施工時の目地処理不足や防水処理の不備。

外壁タイルの角部浮きによるリスクは?

  • タイル全体が浮いており、一部が剥落すると連鎖的に大規模な剥落事故が発生する危険がある。
  • 早急な補修が必要なケースが多い。

ひび割れを伴う浮き│外壁タイルの浮き方の種類

外壁タイルのひび割れを伴う浮きの特徴は?

  • 浮きが進行してタイル表面にひび割れが発生している。
  • ひびの幅が広がると、剥落の危険性が増加する。

外壁タイルのひび割れを伴う浮きの原因は?

  • 温度変化による膨張・収縮の繰り返し。
  • 建物の歪みや振動(地震・強風・車両振動など)。
  • 下地の防水層の劣化。

外壁タイルのひび割れを伴う浮きによるリスクは?

  • 浮いているだけでなく、ひび割れがあるために早急な対策が必要。
  • 放置すると水が浸入して、さらに劣化が進行しやすい。

モルタル層ごと浮き│外壁タイルの浮き方の種類

外壁タイルのモルタル層ごと浮きの特徴は?

  • タイルだけでなく、下地のモルタル層ごと浮き上がっている状態。
  • 打診検査では、広範囲にわたって鈍い音がする。

外壁タイルのモルタル層ごと浮きの原因は?

  • 下地モルタルと躯体コンクリートの接着不良。
  • 下地モルタルの乾燥収縮による剥離。
  • 施工時の下地処理不良。

外壁タイルのモルタル層ごと浮きによるリスクは?

  • 剥落するとモルタル層ごと落下するために非常に危険となる。
  • 早急な補修工事を行う必要がある。

湿気による浮き│外壁タイルの浮き方の種類

外壁タイルの湿気による浮きの特徴は?

  • タイルの内部に水が浸入して、下地が湿気で劣化している。
  • 湿気の多い季節に浮きの範囲が広がることがある。

外壁タイルの湿気による浮きの原因は?

  • 防水処理の劣化。
  • 目地のひび割れからの水の浸入。
  • 施工時の防水処理の不備。

外壁タイルの湿気による浮きのリスクは?

  • 放置すると凍害や劣化が進行して、タイル剥落のリスクが高まる。
  • 防水補修を行い水の浸入を防ぐことが必要になる。

外壁タイルの浮きを防ぐ方法や対策はどのようにすればよいのか?

賃貸マンションやビルなどの外壁タイルの浮きを防ぐためには、下記方法が有効的な対策だと言われています。

具体的にどのような予防法があるのかというと、

定期的に点検すること│外壁タイルの浮きを防ぐ方法

10〜15年ごとに専門業者による打診検査や目視検査を実施して、ひび割れや浮きがないか確認して、発見時は早期に補修を行うこと。

防水処理を強化すること│外壁タイルの浮きを防ぐ方法

目地のコーキングを定期的に補修して水の浸入を防いだり、タイル表面に防水剤を塗布し直して耐久性を向上させること。

施工品質を向上させること│外壁タイルの浮きを防ぐ方法

施工時に十分な下地処理を行うことで接着モルタルの均一な塗布を徹底し、高品質な接着剤や材料を使用することで耐久性を向上させること。

早期に補修すること│外壁タイルの浮きを防ぐ方法

軽度の浮きであれば、エポキシ樹脂注入工法やアンカーピンニング工法で補修しておき、浮きが広範囲に及ぶ場合はタイルの張り替えも含めて検討すること。

外壁タイルの浮き方の種類ごとの補修方法や施工方法はどうすればよいのか?

外壁タイルの浮きが発生したままで放置すると、剥落事故につながるリスクがあることが理解できましたと思います。

事故を防ぐためにも、外壁タイルの浮き方の種類に応じた適切な補修方法を選択して、早期に行うことは重要なポイントのひとつ。

ここからは外壁タイルの浮き方の種類ごとに適切な補修方法や施工方法について解説しますので、補修を行う際の参考にしてください。

外壁タイルの全体浮きの特徴や補修方法は?

外壁タイルの全体浮きとは、タイルと下地のモルタルが広範囲で接着不良を起こしており、外壁の広い部分で浮きが確認される状態のこと。

タイル全面張り替え│外壁タイルの全体浮きの補修方法

  • 適用条件:浮きの範囲が広範囲に及び、部分的な補修では対応できない場合が対象になります。
  • 施工方法:既存のタイルを全て撤去して、下地モルタルを修正し新しいタイルを接着剤やモルタルで張り付け、最後に目地を充填して仕上げ処理を行うこと。
  • 費用目安:15,000円~30,000円/㎡、30坪(約100㎡)の外壁を全面張り替える場合、150万円~300万円が相場になります。

アンカーピンニングエポキシ樹脂注入工法│外壁タイルの全体浮きの補修方法

  • 適用条件:タイルを剥がさずに補修が可能な場合が対象になります。
  • 施工方法:タイルに小さな穴を開けて、そこからエポキシ樹脂を注入して内部の浮きを固定し、最後にステンレスピンを挿入して強度を確保して穴を補修して仕上げます。
  • 費用目安:10,000円~15,000円/㎡、100㎡の外壁だと100万円~150万円程度が相場になります。

浮きの範囲が広い場合は「タイル全面張り替え」、浮きが中程度の場合は「アンカーピンニングエポキシ樹脂注入工法」を工法として採用する傾向があります。

外壁タイルの部分浮きの特徴や補修方法は?

外壁タイルの部分浮きとは、タイルの一部が浮いているが、周囲のタイルはしっかり接着されている状態のこと。

エポキシ樹脂注入工法│外壁タイルの部分浮きの補修方法

  • 適用条件:浮きの範囲が限定的である場合が対象になります。
  • 施工方法:浮きのあるタイルに細い穴を開け、そこから専用のエポキシ樹脂を内部に注入して下地と密着させ、最後に穴を埋めて仕上げます。
  • 費用目安:5,000円~10,000円/㎡、50㎡の部分浮きを補修する場合、25万円~50万円程度が相場になります。

外壁タイルの部分浮きの補修方法にエポキシ樹脂注入工法を採用するメリットは、部分補修が可能でコストを抑えながら修繕することができる部分です。

外壁タイルの角部浮きの特徴や補修方法は?

外壁タイルの角部浮きとは、建物の角や開口部(窓や出入口など)の周辺でタイルの浮きが発生している状態のことです。

部分タイル張り替え│外壁タイルの角部浮きの補修方法

  • 適用条件:角部でタイルの浮きが進行し、強度が不足している場合が対象になります。
  • 施工方法:浮いているタイルを撤去し、角部の下地モルタルを補修して防水処理を施します。その後に新しいタイルを接着して目地を充填して仕上げます。
  • 費用目安:10,000円~20,000円/㎡、20㎡の角部を補修する場合は20万円~40万円程度が相場になります。

部分タイル張り替え時のポイントは、角部は風圧や振動の影響を受けやすいため、しっかりと防水処理を行うことが重要です。

外壁タイルのひび割れを伴う浮きの特徴や補修方法は?

外壁タイルのひび割れを伴う浮きとは、浮きが進行してタイル表面にひび割れが発生している状態のこと。

部分タイル交換│外壁タイルのひび割れを伴う浮きの補修方法

  • 適用条件:ひび割れが軽度の場合が対象になります。
  • 施工方法:ひび割れたタイルを慎重に撤去し、下地のモルタルを補修して接着剤を塗布します。その後、新しいタイルを張り付け、目地を仕上げます。
  • 費用目安:8,000円~15,000円/㎡、50㎡のひび割れ補修で40万円~75万円程度が相場になります。

タイル全面張り替え│外壁タイルのひび割れを伴う浮きの補修方法

  • 適用条件:ひび割れが広範囲に及び、部分補修では対応できない場合が対象になります。
  • 施工ポイント:ひび割れを伴う浮きは早期対応が必要で、放置することで水の浸入による劣化が進行しやすい傾向があります。
  • 費用目安:15,000円~30,000円/㎡、100㎡の補修で150万円~300万円程度が相場になります。

外壁タイルのモルタル層ごと浮きの特徴や補修方法は?

外壁タイルのモルタル層ごと浮きとは、タイルだけでなく下地のモルタル層全体が浮いている状態のこと。

モルタルごと撤去・再施工│外壁タイルのモルタル層ごと浮きの補修方法

  • 適用条件:モルタル層が広範囲で浮いている場合が対象になります。
  • 施工方法:浮いているタイルとモルタルをすべて撤去し、新たに下地を作り直してタイルを貼り付け最後に仕上げ処理を行うこと。
  • 費用目安:20,000円~35,000円/㎡、50㎡の補修で100万円~175万円程度が相場になります。

モルタルごと撤去・再施工時をする際のポイントは、モルタルの接着不良が根本原因のため、再施工時に接着強度を確保することが重要になるということ。

外壁タイルの湿気による浮きの特徴や補修方法は?

外壁タイルの湿気による浮きとは、タイル内部に水が浸入して下地が湿気で劣化している状態のこと。

防水処理+部分タイル交換│外壁タイルの湿気による浮きの補修方法

  • 適用条件:タイルが剥がれていない場合が対象になります。
  • 施工方法:浮きのあるタイル周辺を確認して防水層の劣化箇所を特定後、防水材を注入して水の侵入を防ぎます。必要に応じてタイルを交換して目地を充填します。
  • 費用目安:8,000円~18,000円/㎡、50㎡の防水補修で40万円~90万円程度が相場になります。

防水処理+部分タイル交換をする際のポイントは、湿気が原因の場合は防水処理を徹底しないと再発のリスクが高くなること。

外壁タイルの浮き方の種類ごとの工事費用の目安はいくらになるのか?

外壁タイルの浮きの種類によって補修方法が異なるため、工事費用も大きく変わります。

ここでは浮き方に応じた補修方法とその目安となる費用を一覧で紹介しますので、工事費用を確認したい人は参考にしてください。

浮きの種類主な補修方法費用目安(円/㎡)
全体浮き全面張り替え
アンカーピンニング工法
10,000~30,000円
部分浮きエポキシ樹脂注入工法5,000~10,000円
角部浮き部分タイル張り替え10,000~20,000円
ひび割れ浮き部分タイル張り替え
全面張り替え
8,000~30,000円
モルタル層ごと浮きモルタル層撤去・再施工20,000~35,000円
湿気による浮き防水処理+部分張り替え8,000~18,000

タイルの浮きの種類や範囲に応じて、適切な補修方法を選ぶことが重要ですが、何よりもも早めの点検と適切な修繕計画を立てることが長期的な維持コスト削減につながることを忘れないでください。

外壁タイルの浮き方の種類や予防法、浮き方ごとの補修方法に関するよくある質問まとめ。

賃貸マンションでも外壁タイルの浮き方の種類によって剥離して落下リスクが高まることがあるので、発見時には早めの対策が必要になります。

定期的な点検と適切な補修を行うことで建物の安全性を維持しつつ、長期的なメンテナンス費用を削減する方向で検討していきませんか。

賃貸マンションやビルなどの外壁タイルの浮きに関する情報が気になっている人はこの記事を参考にしてください。

賃貸マンションも含めて外壁タイルの浮きが発生しやすい建物の特徴は何がありますか?

外壁タイルの浮きが発生しやすい建物の特徴として、「築年数が20年以上の建物」「寒冷地に立地している建物」「地震の多い地域にある建物」「施工時に適切な下地処理が行われていない建物」などがあります。寒冷地では凍害が原因でモルタルが劣化しやすく、地震の多い地域では建物の揺れによってタイルが剥離することがあります。また築年数が経過することで接着剤の劣化が進行して、浮きが発生しやすくなります。外壁タイルの浮きの原因に該当する場合は、早めの検査や定期検査を行うことを心がけてください。。

外壁タイルの浮きを防ぐためにはどのような予防法がありますか?

外壁タイルの浮きを防ぐためには、定期的な点検や適切な防水処理、施工品質の向上が重要です。定期点検は10〜15年ごとに打診検査や赤外線調査を行って、浮きの初期段階で発見して補修することが効果的です。防水処理としては、目地のコーキングやタイル表面の防水塗装を定期的にメンテナンスして、水の侵入を防ぐことが重要です。施工時の品質向上に関しては、接着モルタルの均一な塗布と適切な養生期間の確保が求められます。寒冷地では凍害による浮きの発生を防ぐために、防水性能の高い材料を使用することが推奨されています。

賃貸マンションなどで外壁タイルの浮きを放置するとどのようなリスクがありますか?

賃貸マンションなどの賃貸物件で外壁タイルの浮きを放置すると、剥落による落下事故が発生して人や車両への被害をもたらす可能性があります。また水分が浸入することで内部の劣化が進みやすくなり、建物全体の耐久性が低下する恐れがあります。さらに浮きの範囲が拡大して補修費用が増大する可能性が高いので、早期発見と早期補修を行うことが重要なポイントです。

外壁タイルの浮きを防ぐために定期点検はどのくらいの頻度で行うべきですか?

外壁タイルの浮きを防ぐためには、10〜15年ごとに専門業者による定期点検を実施するのが理想的だと言われて今す。特に築10年を超える建物は浮きが発生しやすいため、打診検査やドローンによる赤外線カメラを使った調査を行って早期発見に努めることが推奨されています。早期に補修を行うことで大規模な改修を避けることができ、長期的な維持管理コストを抑えることができますので、まずは現状確認を行うこととその重要性について意識してください。

外壁タイルの浮きの初期症状はどのようにすれば判断できますか?

外壁タイルの浮きは、見た目だけでは判断が難しいことが多いものの初期症状として「目地のひび割れ」「タイル表面の微細なひび」「雨水の染み跡」「タイルの浮いたような感覚」「打診した際に鈍い音がする」などのサインがあります。特に打診検査では正常なタイルが高い音を発するのに対して浮いているタイルは鈍い音がするため、浮きを早期に発見することができます。また最近はドローンによる赤外線カメラを使った外壁診断の有効性も確認されています。外壁タイルの浮きに関する症状を発見した場合は、早急に専門業者に点検を依頼し適切な補修を行うことが推奨されています。

外壁タイルの浮きを補修しないことで、どのような経済的リスクが発生する可能性がありますか?

外壁タイルの浮きを放置することで浮きが進行して、タイル剥落の危険性が高まります。症状の進行によって大規模な補修が必要となり、工事費用が大幅に増加します。またタイルの剥落事故が発生すると、被害者への損害賠償責任が生じる可能性があり、賠償金や訴訟費用が発生するリスクもあります。外壁タイルの浮きが激しい建物は資産価値も低下して、売却時の査定額が下がる可能性があるために早期の補修が経済的な負担を軽減する重要なポイントとなります。

外壁タイルの浮き補修にかかる費用の目安はいくら位になりますか?

外壁タイルの補修工事費用は浮きの範囲や工法によって異なりますが、エポキシ樹脂注入工法では1平方メートルあたり5,000円~10,000円程度、部分張り替え工法では1平方メートルあたり10,000円~20,000円程度が相場になります。広範囲に浮きが発生している場合は全面張り替えが必要となり、1平方メートルあたり15,000円~30,000円程度の費用がかかることも。足場の設置費用も発生するため、高所の工事では費用がさらに増加する可能性がありますので、大規模修繕工事の際にまとめて行うこともコスト削減方法のひとつです。

外壁タイルの浮きの補修をDIYで行うことはできますか?

外壁タイルの浮き補修は専門的な技術が必要なため、DIYでの対応は推奨されていません。補修にはエポキシ樹脂の注入やモルタルの再施工、タイルの張り替えなどの技術が必要で、適切に施工しないと再発のリスクが高くなります。また外壁の高所作業は落下の危険があり、安全対策が不十分な状態での作業は非常に危険です。専門業者に依頼することで、適切な施工を行うことができ、結果として長期的に安全性が確保されます。

外壁タイルの浮き補修工事を依頼する際にどのような業者を選べばよいですか?

外壁タイルの補修工事を依頼する際には、施工実績が豊富で、打診検査やドローンによる赤外線診断などの診断技術を持つ業者を選ぶことが重要です。また補修方法の選択肢を複数提示してくれる業者は、適切な補修方法を提案してくれる可能性が高い傾向があります。見積もりを取る際は、補修範囲や工法、保証内容を明確にしてくれる業者を選びましょう。過去の施工事例や口コミも確認して信頼できる業者を選定することが重要です。

専門業者による外壁タイルの浮き補修工事を行った際に保証はつけられますか?

多くの専門業者では、外壁タイルの補修後に一定期間の保証を提供しています。一般的な補修工事では3~5年程度の保証がつくことが多く、全面張り替えの場合は10年程度の長期保証が適用されることもあります。ただ施工方法や業者によって保証内容が異なるため、契約前に保証の範囲や期間を確認することが重要です。施工後の定期点検が含まれているかどうかも確認しておくと安心でできると思います。

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将来的な大規模修繕工事や外壁調査を検討されている方でも良いので、現状確認の為にもまずはお気軽にご連絡ください。

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この記事を書いた人

外壁修繕・防水工事の職人のち起業、リフォーム会社を経営 |外壁修繕の会社で外壁の劣化調査や修繕、防水の技術や知識を学び独立して起業➡︎個人事業として開業し、10年後の2023年9月に法人設立➡︎業界によく見られる多重層下請け関係による発注者への不利益や末端業者からの搾取する構造を変革し、皆がフェアであるようにという思いを込めて、事業へ注力しています。

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