ベランダの防水工事は必要か?種類ごとの相場や日数の目安は

ベランダの防水工事は必要か?種類ごとの相場や日数の目安は

マンションのベランダ防水工事は物件管理者と入居者の両方にとって価値のあることですが、なぜ必要なのかについて理解が不足している人もいるかもしれません。

そこでなぜマンションのベランダ防水工事が必要なのかということについて理解できるように様々な視点から説明していきます。

この記事を読むとわかること
  • なぜマンションのベランダ防水工事が必要なのか、その理由と重要性について。
  • マンションのベランダ防水工事をしない場合、どのようなリスクやデメリットがあるのかについて。
  • マンションのベランダ防水工事のタイミングや周期はどのくらいで行えば良いのかについて。
  • マンションのベランダ防水工事の種類と費用の目安はいくらくらい必要になるのかについて。
  • マンションのベランダ防水工事を実施する場合、どのようなことに注意する必要があるのかについて。
  • マンションのベランダ防水工事の重要性とそのメリットやデメリットに関するよくある質問まとめ。

ベランダの防水工事はしなくても良いと考える人もこの記事を最後まで読むことで、その重要性について理解することができるようになると思います。

マンションのベランダ防水工事の必要性と大まかなコスト、注意点などの情報を確認して実施タイミングを検討してください。

賃貸マンションでも分譲マンションでも自宅のベランダの防水工事を勝手にせずに、管理組合や物件オーナーと相談して実施するようにしましょう。

目次

なぜマンションのベランダ防水工事が必要なのか、その理由と重要性は?

まず最初になぜマンションのベランダ防水工事が必要なのかという具体的な理由をいくつか紹介すると、

  • 建物の構造を水から守るため
  • 下階への漏水リスクを回避するため
  • 生活の快適性と清潔さを保つため
  • 資産価値を維持・向上させるため

マンションのベランダは風雨や紫外線、温度差といった外的要因が集中する部位です。

それだけ過酷な状況にあり続けることで建物全体の中でも、ベランダは特に劣化しやすい場所だということ。

そのことについて理解することができれば、ベランダの防水工事の重要性やメリットについて理解することができると思います。

それぞれどのようなことなのか説明していきますので、ベランダの防水工事は定期的に必要なものだと理解して実施するようにしてください。

建物構造を水から守るため│ベランダ防水工事の必要性

マンションのベランダ防水工事が必要な理由は建物構造を水から守るためです。

ベランダは、屋外にあるために雨や風、雪や紫外線、温度変化といった自然環境の影響を最も直接的に受ける場所です。

屋根があるような構造でも、風の強い日には吹き込むように雨が入り、床面が濡れることは避けられませんよね。

ベランダの部材であるコンクリートは水を吸う素材です。

多くのマンションのベランダ床は鉄筋コンクリート製ですが、コンクリートには防水性がなく、目に見えないレベルの微細な隙間やひび割れから水が内部に浸入します。

これが長期間続くことで下記のような深刻な問題を引き起こすきっかけになるということ。

  • 中の鉄筋が錆びる(鉄筋腐食)
  • 鉄筋の膨張でコンクリートが破裂(爆裂現象)
  • 劣化した箇所から水が下階に漏れる

これらの症状が一度でも起こると、構造補修や下階の補修工事が必要になり、大きな費用負担につながります。

日々の侵食は僅かなことかもしれませんが、長期間そのような状況にさらされることで、ベランダを含めた構造体への影響が出ることを理解しておきましょう。

下階への漏水リスクを回避するため│ベランダ防水工事の必要性

マンションのベランダの真下には他の住民の居室やベランダがあることが多く、防水層が劣化していると雨水がそのまま下の住戸へ侵入してしまう可能性があります。

言い換えると、マンションのベランダは上下階で空間を共有する構造になっているということ。

漏水事故はトラブルと損害賠償に発展する可能性もある。

万が一、ベランダの防水工事の効果が不十分な状況になり、下の階へ水が漏れた場合には、家具や家電、内装の損害だけでなく、精神的な負担や信頼関係の悪化も引き起こすきっかけになることも。

その結果、下記のような住民トラブルに発展する可能性があることを理解しておいてください。

  • 補償問題(損害賠償)
  • 管理会社や管理組合との対応
  • 隣人関係の悪化

入居者の住環境の安全性を守る意味でも、ベランダの防水工事は予防的な観点からも重要だということ。

住民トラブルの多いマンションやその可能性が高い賃貸物件に入居したい人はいませんので、ベランダの防水工事は定期的に行う必要があることだと理解しておきましょう。

生活の快適性と清潔さを保つため│ベランダ防水工事の必要性

防水性能が落ちてベランダ下地が水を含むようになると、室内との温度差で結露が発生しやすくなります。

このような状況になると、下記のような健康被害につながる可能性もある現象が起こるきっかけになることも。

  • 床や壁にカビが発生
  • 畳やフローリングが変色・腐食
  • アレルギーや喘息などの症状悪化

ベランダの防水機能がきちんと保たれていれば、雨水が建物内部に入らずに空気中の湿気も安定しやすくなるため、清潔で快適な住環境を維持することができます。

入居者に健康被害が出ることで取り返しのつかない状況になる可能性も否定できませんので、注意する必要があるということ。

資産価値を維持・向上させるため│ベランダ防水工事の必要性

中古マンションの購入を希望する人の多くが、建物のメンテナンス状況を重視している状況があります。

ベランダの防水工事を含む外装メンテナンスが定期的にされている物件の方が購入希望者に下記のようなプラスの影響を与えやすいということ。

  • 売却時の印象が良くなる
  • 築年数のわりに高値が付きやすい
  • 購入者に安心感を与えやすい

ベランダの防水工事は単なる修理ではなく、資産としての住宅価値を守る投資でもあるということ。

マンションの転売市場も高騰化している傾向があるので、資産の組み換えや出口戦略としても、ベランダを含む外装部分の印象が大切だと理解しておいてください。

マンションのベランダ防水工事をしない場合、どのようなリスクやデメリットがあるのか?

マンションのベランダ防水工事が必要な理由について先ほどの項目で紹介しましたので、もし行わずに放置すればその逆の状態になるということ。

具体的にどのようなリスクやデメリットがあるのかというと、

  • 雨漏りや水漏れによる構造の劣化
  • カビや湿気、断熱性能の低下
  • 美観の悪化と資産価値の低下
  • 下階住戸とのトラブルや損害賠償問題への発展
  • 修繕コストの高騰化
  • 保険や補償の対象外になる可能性

ベランダの防水工事を行わず劣化した状態を放置することは、工事にかかる費用を圧縮することはできても、それ以上の大きな支払いの可能性がある状況だということ。

ここでは先ほど紹介しなかった後半部分の項目について、簡単に紹介していきます。

修繕コストの高騰化│ベランダの防水工事をしないデメリット

例えば、ベランダの防水工事でも最も簡易な防水トップコートの再塗装であれば、数万円〜10万円程度で済みます。

しかし防水工事のタイミングを逃して放置してしまうと、全面的な防水層の張替えが必要になり、その際の工事費用は数十万円〜100万円規模になることも。

さらに構造劣化が進行している場合には内部鉄筋の補修、下地コンクリートの打ち直しなど、大掛かりな工事に発展する可能性もあるため、結果的に余計な出費が増えることになります。

保険や補償の対象外になる可能性│ベランダの防水工事をしないデメリット

火災保険や住宅総合保険は、自然災害による雨漏りや水濡れ被害に対して補償されるケースもあります。

しかし防水工事の未実施や明らかなメンテナンス不足が原因と判断された場合は補償対象外になることも。

防水工事をしていなかったことが保険の不支給理由になる可能性があるため、安心材料としても定期的な防水メンテナンスは重要だということ。

マンションのベランダ防水工事を怠るリスクとデメリットまとめ

マンションのベランダ防水工事を怠った場合に考えられるリスクとデメリットを一覧にまとめて紹介すると、

リスクカテゴリ主な内容
構造劣化鉄筋の腐食や爆裂、コンクリート破損
生活環境の悪化カビや湿気、結露や冷暖房効率の低下
資産価値の低下見た目の悪化や売却価格への影響
住人間トラブル下階住戸への漏水、損害賠償リスク
修繕費用の増加小規模補修から大規模工事への移行
保険適用外リスク補償対象外とされる可能性あり

湿気が溜まりやすくなることで、シロアリが発生するなど害虫被害のきっかけになることもあることも理解しておいてください。

どう考えてもマンションのベランダ防水工事はタイミングを逃さずに定期的に見直しておくことが物件オーナーや管理者、入居者にとってもメリットがあることだということがわかったと思います。

マンションのベランダ防水工事のタイミングや周期はどのくらいで行えば良いのか?

マンションのベランダ防水工事は、建物の劣化防止や居住者の安全と快適性を守るための重要なメンテナンスだということがわかったと思います。

では具体的にどのようなタイミングで行えばよいのか?

  • 基本的な工事周期(タイミング)
  • タイミングを判断するポイント
  • マンションの大規模修繕計画との連動

という3つの観点から、マンションのベランダ防水工事をどのようなタイミングで行うべきなのかについて紹介していきますので、工事タイミングを判断する際の参考にしてください。

マンションのベランダ防水工事の基本的な周期(タイミング)は?

マンションのベランダ(バルコニー)の防水工事は、一般的に10〜15年に一度が目安とされています。

上記はあくまでも全面的な防水改修を行うタイミングを基本的な考え方にしたものであり、それまでの間に軽微なメンテナンス(トップコートの塗り替えなど)を数年ごとに実施することが推奨されていることも理解しておいてください。

ベランダの防水工事の種類と推奨タイミングは?

工事内容周期目安工事概要
トップコート塗り替え5年に1回程度表面の保護膜を再塗装。紫外線や雨風から防水層を守る簡易工事。
防水層の再施工
(部分補修)
10年に1回程度表面のひび割れ・膨れなどがある箇所のみを補修する。
防水層の全面改修10~15年に1回防水層自体を全て取り除いて新たに施工。ウレタン・FRPなどの選定が必要。

ベランダ防水工事のタイミングを判断するポイントや劣化サインは?

実際にどのタイミングで防水工事を行う周期を判断するのかは、使用する材料や立地条件、日照や降雨の影響も受けます。

一般的な補修タイミングではない場合でも、下記のような劣化サインを見つけた場合、ベランダの防水工事を行うか検討するようにしてください。

ベランダの防水機能の劣化サイン一覧

  • 床面のひび割れや浮き・膨れ
  • 塗膜の剥がれや色あせ(チョーキング現象)
  • 雨水が染み込んだ跡、乾きが悪い水たまり
  • 防水層の端部の劣化(サッシや排水溝まわりの収まりが悪い)
  • 下階への水漏れやシミの発生
  • 室内に湿気・結露が多くなった

これらの現象を見つけた場合は放置せずに早期の点検と補修を行うことで、結果的に大規模修繕の費用削減にもつながるということ。

マンションの大規模修繕計画と連動させることも検討する

マンションでは12年程度の周期で大規模修繕工事を行うのが一般的です。

このタイミングに合わせて、外壁塗装や屋上防水と同時にベランダの防水工事を実施するのもおすすめだということ。

なぜ大規模修繕工事とベランダの防水工事をまとめて行うのか?

  • 足場設置などのコストが共有できる
  • 共用部分全体を一貫して点検・補修できる
  • 各住戸からのベランダへのアクセスが確保されやすい

上記のようなメリットがあるので、次回の大規模修繕の予定時期を踏まえてベランダの防水状態を見直すのが、費用対効果の面でも合理的だと理解しておきましょう。

マンションのベランダ防水工事の種類と費用の目安はいくらくらい必要になるのか?

マンションのベランダ(バルコニー)防水工事にはいくつかの種類があり、工法や特徴、施工コストや耐用年数などに違いがあります。

具体的にどのような防水工事の種類があるのか。

それぞれの工事にかかる費用の目安とおすすめのケース、メリットやデメリットも含めて詳しく紹介していきますので、防水工事を行う際の参考にしてください。

マンションのベランダ防水工事で行われる主な種類は?

工法名特徴耐用年数費用目安(㎡単価)
ウレタン防水液体の防水材を塗布し固める柔軟な工法約10~12年5,000~8,000円
FRP防水硬く強靭なガラス繊維強化プラスチック使用約10~15年6,000~10,000円
シート防水(塩ビ・ゴム)防水シートを接着または機械的に固定する約12~15年4,000~7,000円
トップコート塗替え表面保護用の再塗装。
簡易メンテナンス
約5年2,000~4,000円

*上記はあくまでも目安であり、建物の状況や地域、施工業者によって異なることはあらかじめ理解しておいてください。

ウレタン防水工事│ベランダの防水工事のメリット・デメリット

ウレタン防水は最も一般的で柔軟な対応が可能で、液状のウレタン樹脂を塗って防水層を形成することもあり、狭小部や複雑な形状でも施工しやすい特徴があります。

  • ウレタン防水のメリット:継ぎ目がなく美しい仕上がりになる。比較的コストが安くて補修も簡単に行える。
  • ウレタン防水のデメリット:施工者の技術に左右されやすく、厚みや乾燥時間の管理が必要になる。
  • ウレタン防水工事が適しているケース:古いベランダで形状が複雑、既存の防水層を剥がさず重ね塗りしたい場合に向いている。

FRP防水工事│ベランダの防水工事のメリット・デメリット

FRP防水工事は強度と耐久性に優れるハードな工法で、その特徴は繊維ガラスマットと樹脂を用いて強固な防水層を形成することで、硬化が早く短い工期で終了するという部分があります。

  • FRP防水工事のメリット:非常に硬くて耐摩耗性が高く、車が乗るような場所でも行うことができる。
  • FRP防水工事のデメリット:施工時のにおいや硬さから、床のたわみがある建物には不向きである。
  • FRP防水工事が適しているケース:戸建て住宅のバルコニーや小規模なマンションで、軽量かつ高耐久を重視する場合。

シート防水工事│ベランダの防水工事のメリット・デメリット

シート防水工事は機械的にシートを貼るために品質が安定しやすい特徴があり、工場で製造された塩ビやゴム素材などの防水シートを敷設することで防水機能を高める工法になります。

  • シート防水工事のメリット:施工の品質が安定しやすい。火気を使わず施工可能で比較的安価で工事ができる。
  • シート防水工事のデメリット:複雑な形状に対応しづらく端部の処理がやや手間が発生する。
  • シート防水工事が適しているケース:形状がシンプルなベランダや大規模なマンションで広範囲の施工が必要な場合に向いている。

トップコート塗替え│ベランダの防水工事のメリット・デメリット

トップコート塗替え工事は、表面保護の延命処置のようなもので、既存防水層の表面に保護塗料を塗ることで、紫外線や摩耗から守る特徴があります。

  • トップコート塗替えのメリット:施工費用が安くて短期間で工事が完了するので、予防的メンテナンスに最適である。
  • トップコート塗替えのデメリット:防水性能の回復はできない。あくまでも延命処置であり、下地が劣化している場所では効果を発揮しない。
  • トップコートの塗替えが適しているケース:定期点検で異常がなかった場合のメンテナンス(目安:5年に1回)。

ベランダ防水工事の総費用目安と計算方法は?

防水工事の総費用は、施工面積 × 単価 + 諸経費(足場代、養生費など)の計算式を使って算出することができます。

一般的なマンションのベランダ(約5~10㎡)の費用例

工法施工面積例(8㎡)総費用目安(税込)
ウレタン防水約8㎡ × 7,000円56,000円 + 諸経費 ≒ 約10万円前後
FRP防水約8㎡ × 9,000円72,000円 + 諸経費 ≒ 約12~15万円
シート防水約8㎡ × 6,000円48,000円 + 諸経費 ≒ 約8~12万円
トップコート塗替え約8㎡ × 3,000円24,000円 + 諸経費 ≒ 約5~8万円

*マンションの大規模修繕工事のタイミングなどで施工する場合、一戸あたりの工事費用はもっと安くなるケースもありますので、あくまでも目安として理解してください。

マンションのベランダ防水工事を実施する場合、どのようなことに注意する必要があるのか?

マンションのベランダ防水工事を実施する際には、施工前の準備・工事中の対応・施工後の管理など、段階ごとに様々な注意点があります。

特にマンションは共同住宅という特性があるために個人の判断だけで工事を進めるとトラブルに発展する可能性も。

事前にルールや手順を正しく理解しておくことでマンションのベランダ防水工事を実施するようにしてください。

共用部分か専有部分かの確認│ベランダの防水工事の注意点

マンションのベランダは、原則として建物の構造部分に含まれるため、共用部分に該当します。

居住者が独占的に使用できる専用使用権付き共用部分であることが多いため、勝手にリフォームや防水工事を行うことはできません。

ベランダの防水工事実施前に管理規約や使用細則の確認が必要になる

ベランダの防水工事を計画する際は、まずマンションの管理規約と使用細則を確認してどこまでが住戸所有者の管理責任範囲で、どの範囲が管理組合の責任範囲かを明確にしてください。

管理組合・管理会社との事前相談│ベランダの防水工事の注意点

ベランダの防水工事を行う場合、管理組合への事前申請と承認が必要になる可能性が高いと理解しておいてください。

申請内容として、下記情報が含まれることが一般的です。

  • 工事内容の説明書・図面
  • 使用予定の防水工法と材料
  • 工事期間・時間帯の予定
  • 使用する業者の情報(許認可など)
  • 工事中の騒音・安全対策計画

ベランダの防水工事を行う管理会社との連携も重要になる

工事の工程や資材搬入など、共用部の使用・出入りが必要な場合は管理会社との調整が不可欠です。

管理組合からの承認を得ても、工事中の苦情対応や緊急連絡体制を事前に確認しておくようにしてください。

工事前の住民への周知と配慮│ベランダの防水工事の注意点

マンションでは複数の住戸が密接しているため、工事の騒音や人の出入りがあり、臭いや資材の運搬などが周囲の住人に影響を与える可能性があります。

ベランダの防水工事を始める前に、掲示板やポスティングで事前周知を行うことがマナーでありトラブル防止に役立つでしょう。

住民への説明責任も発生する。

住人から質問があった場合には、工事の内容・期間・対策について丁寧に説明できる準備をしておくことが望ましいでしょう。

安全管理と工事品質への配慮│ベランダの防水工事の注意点

防水工事は施工者の技術レベルによって品質差が大きく出やすい工事です。

資格や実績のある専門業者(防水工事業者・建設業許可業者)を選ぶだけではなく、保証内容やアフターサービスの有無も確認しておきましょう。

防水工事中の養生や安全対策も必要になる。

階下への落下物防止、ベランダ床の保護、臭気・粉塵対策など、現場での安全対策を徹底する必要があります。

特に上層階のベランダ施工時は、下階住人への配慮が不可欠になると理解しておいてください。

工事期間と天候の調整│ベランダの防水工事の注意点

ベランダ1箇所あたりのウレタン防水やFRP防水の施工期間は、通常3〜7日程度です。

天候(特に雨天・湿度)が影響することもあるので、梅雨や台風シーズンは工事が遅延する可能性があるので避けるようにしましょう。

洗濯物・植木などの一時移動も必要になる。

防水工事中はベランダを使用できないため、洗濯物や鉢植えなどの私物を一時的に室内へ移動しておく必要があります。

保証書の発行とメンテナンス計画│ベランダの防水工事の注意点

信頼できる業者であれば、防水工事の完了後に保証書(5〜10年)が発行されます。

保証書は将来のトラブル発生時や売却時の証明資料にもなるため、大切に保管するようにしてください。

定期点検やトップコート再塗装も検討する。

防水層の寿命を延ばすためには、数年ごとの点検とトップコートの塗替えも効果的です。

長期的な修繕計画の一部として、防水工事のメンテナンスサイクルも見据えておくことで様々なメリットがあります。

マンションのベランダ防水工事の重要性とそのメリットやデメリットに関するよくある質問まとめ。

マンションのベランダ防水工事は定期的に行うことで、物件オーナーや管理者だけではなく、入居者にとっても必要なことだということがわかったと思います。

ベランダの防水工事を行うことでどのようなメリットやデメリットがあり、どのように計画・実施すればよいのかまだ疑問点を解決できない人もいるかもしれません。

そこでマンションのベランダ防水工事に関するよくある質問を紹介しますので、より詳しい情報を知りたい人はこの部分を参考にしてください。

マンションのベランダの水はけが悪い場合も防水工事をすれば状況を改善できるのか?

ベランダの水はけの悪さは防水層の劣化や排水口のつまり、床の勾配不良などが原因であることが多く、防水工事によって改善できるケースが多いです。ウレタン防水やFRP防水の施工時に排水に向かって正しい傾斜をつけながら施工することで、水たまりを解消しやすくなり水はけがよくなります。また排水口周辺にごみや土埃が溜まっている場合は清掃のみで改善されることもありますが、防水層そのものが波打っていたり膨れたりしている場合は、表面だけでなく下地の補修も必要になるために専門業者に調査を依頼するのがベストです。

ベランダの防水工事はマンションの管理費や修繕積立金から支払うことができるのか?

多くのマンションでは、ベランダの防水工事は共用部分の修繕と位置付けられることもあり、管理組合が負担する修繕積立金の中から支払われることが一般的です。ただ専用庭やルーフバルコニーなど、専有者の使用頻度が高くて管理規約で専有者負担と定められているケースもあるため、最終的な判断をするためには管理規約の確認が欠かせません。計画的な大規模修繕の一環で防水工事が行われる場合、工事の一括発注によりコストを抑えることもできます。個別での要望による単独施工は、原則自己負担となる可能性が高いので注意が必要です

マンションのベランダの防水層にひび割れを見つけたらすぐに工事が必要になるのか?

ベランダの防水層に小さなひび割れを見つけた場合、それが劣化の初期サインである可能性が高いこともあるので、放置することはおすすめできません。そのまま放置すると雨水が侵入して内部のコンクリートや鉄筋にまで悪影響を及ぼす可能性があります。早期に点検すれば、部分的な補修やトップコートの塗り替えなど、比較的軽微な対応で済むことが多く工事費用も抑えられます。ひび割れが大きくなってからでは全面改修が必要になる可能性もあるために異変を感じたら早めの対処が最も経済的かつ建物を長持ちさせる方法といえるでしょう。

ベランダの防水工事に使われる材料によって仕上がりや効果は変わりますか?

ベランダの防水工事に使用される材料はその性能や特性によって仕上がりや耐用年数・施工方法や費用に違いが出ます。たとえばウレタン防水は柔軟性が高く複雑な形状に対応できますが、施工者の技術力により品質差が出やすいという側面も。FRP防水は耐摩耗性と硬度に優れていて耐久性も高い反面、伸縮に弱く割れやすいデメリットも。シート防水は工期が短くて施工品質が安定しやすい反面、複雑な形状には不向きです。施工箇所の形状や環境、予算に応じて適した材料を選ぶことが重要です。

マンションの大規模修繕時に防水工事を同時に行うメリットは何がありますか?

マンションの大規模修繕工事では、足場の設置や外壁補修などが行われることもあるので、防水工事も一緒に実施するとコスト面・作業効率の両面でメリットがあります。足場費用や共通仮設費がすでに計上されている状態で防水工事を加えることで、別途単独で実施する場合と比較して費用を大幅に抑えられるケースが多く、工事期間も短縮されやすくなります。また外壁や屋上など他の部位と一括して修繕することで、建物全体の防水性能や外観の統一感を保ちやすくなるという利点もあります。

賃貸マンションのベランダ防水工事は資産価値にどのように影響しますか?

ベランダの防水工事を定期的に行うことは、マンション全体の資産価値維持に大きく貢献します。防水層が劣化したまま放置されると、雨水の浸入による構造体の腐食やカビの発生が進行して建物全体の耐久性や見た目に悪影響を与えるでしょう。中古マンション市場では、建物のメンテナンス履歴や外観の状態が査定や売却価格に大きく影響するため、適切に防水処置がなされている物件は管理が行き届いていると評価されやすくなります。逆に防水の不備が目立つ物件は、買い手にネガティブな印象を与えるなど、売却時の価格低下につながる恐れがあります。

マンションのベランダ防水工事には補助金制度や助成金を利用してできますか?

防水工事単体では補助金の対象になりにくい傾向がありますが、近年では国や自治体が実施する住宅の長寿命化支援や省エネ改修支援、大規模修繕助成などの制度の一部にベランダ防水工事を含めることが可能な場合があります。特に外壁や屋上とセットで実施する場合や、長期修繕計画に基づいたマンション全体の改修として行う場合では助成金の対象になる可能性が高まることも。補助金や助成金の申請には条件や書類が必要なため、管理組合や管理会社と連携して、事前に自治体窓口で確認することをおすすめします。

ベランダに荷物や鉢植えが多いと防水工事に支障や悪影響がありますか?

ベランダに私物が多く置かれている状態では、防水工事の施工に支障をきたす場合があります。特に植木鉢や収納ボックス、エアコンの室外機の周辺などは防水層と接触しており、工事の際には移動や撤去が必要になります。事前に工事業者や管理会社から案内がある場合が多いですが、住人自身で荷物を片付けておくことがスムーズな工事につながります。荷物を移動しない場合、防水処理が不完全になり施工不良や保証対象外になる恐れもあるので事前にベランダの整理を行っておくことは非常に重要です。

ベランダの防水工事は室内リフォームと比べて後回しにしても問題ありませんか?

室内のリフォームと比較するとベランダの防水工事は優先度が低いように思われがちですが、実際はそうではありません。防水層の劣化は目に見えにくく、気づいたときには建物内部にまで水が浸入して躯体を腐食させてしまうリスクがあるため、表面的な見栄えを優先するリフォームよりもむしろ緊急性が高い場合も。特に築10年以上経過している場合やひび割れや水たまりが目立つようになったベランダは早急な対処が必要です。美観よりもまず、建物の基本性能を守ることを優先してリフォームの順番を決めるようにしてください。

マンションのベランダ防水工事後に最も多いトラブルは何ですか?

最も多いトラブルは、防水工事後に雨漏りの再発や施工不良による剥がれ・浮きなどの品質に関する問題です。トラブルの原因は、下地処理の不備や材料の選定ミス、天候による施工不良(乾燥不十分)などが挙げられます。また施工中のにおいや騒音、ベランダ使用制限に関する住民からクレームが発生することも少なくありません。こうしたトラブルを防ぐにも事前に住民への丁寧な告知を行って、施工業者と工程管理をしっかり行うこと、そして工事後の保証がある業者を選ぶことが重要なポイントになるでしょう。

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この記事を書いた人

外壁修繕・防水工事の職人のち起業、リフォーム会社を経営 |外壁修繕の会社で外壁の劣化調査や修繕、防水の技術や知識を学び独立して起業➡︎個人事業として開業し、10年後の2023年9月に法人設立➡︎業界によく見られる多重層下請け関係による発注者への不利益や末端業者からの搾取する構造を変革し、皆がフェアであるようにという思いを込めて、事業へ注力しています。

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